メンバー紹介 しんげん編

呼び名、しんげん、武田先輩(さえちゃんのみ)、いんげん(しょーま君のみ)

ちなみに、本当の名前は「宰」です。

 

f:id:oldna:20190619152448j:plain

 

戦型は、右裏粒カットマン→右裏裏ドライブマン→右裏アンチ??マン(現在これです)。もう何を目指しているのかわかりません笑

 

打ち方がすべて特殊で、みんながどれだけ指導してもまったく改善されません。我が道を行く卓球をしています。

 

回転をかける能力はまあまあ持ってて、キュって回転かけて、左手の指の上でシュルシュルシュル~ってやつをよくやってます←卓球やってる人には通じるやつ

 

試合中も回転してみたり、ジャンプしてからスマッシュ打ってみたり、「お前わざとやってんちゃうんか?」「それで対戦相手のおっちゃん笑かして楽しんでるんちゃうんか?」と最近少し思ったりします。

 

顔が真剣なので、真面目なのか不真面目なのかよくわかりません。

 

f:id:oldna:20190621103042p:plain

卓球界の奇行種です。

 

 

しんげんはイムイムの小学校からの友達で、イムイムが「オルドナに連れて行きたいやつがいるんですよ」とのことで、高校生の時に初めてオルドナに来ました。

 

人見知りなのか?緊張してるのか?

ぜんぜんしゃべりません。

 

 「こんにちは」

「おはようございます」

「お疲れ様です」

挨拶3つ。

 

「あ、すみません」

「あ、はい」

「あ、いえ」

受け答え3つ。

 

「あ、しまった」

卓球中の1つ。

 

 数回練習に来ましたが、いつまでたってもしんげんから発せられる言葉は、この7つのみ。。

 

こちらから話かけても、イエスかノーか。

会話が続きません。

そして表情が無いのです。

 

 オルドナの練習は楽しいのか?楽しくないのか?こっちから積極的に話かけていくことに対してうれしいのか?いやなのか?

 

何を考えて、何を思っているのかがぜんぜんわかりませんでした。

 

 そんなフシギなしんげんは、試合の締め切り、試合の日程を忘れることが多かったです。

 卓球がヘタ、人と話すのが苦手、そういうのはそのうちなんとかなるかもしれない。

でもチームの一員として、試合の締め切りと日程を覚えることが出来ない、覚えようとしない、これはだめです。

 

山口君はしんげんを叱ることにしました。

 

「おい、お前なんで締め切り守られへんねん。なんで試合の日覚えられへんねん。お前やる気ないんか。もうオルドナ辞めるか。最低限のこと守られへんようなやつうちにおいとくことできへんわ。」

 

しんげん「すみません。」

 

山口君含めオルドナメンバーは、しんげんに辞めてほしくて叱ったのではありません。

辞めないでほしいから叱ったのです。

 

なかなかしんげんから「すみません」以外の言葉がでません。

 

来栖さんが横から助け舟を出しました。

「なあしんげん、お前はどうしたいんや?オルドナにおりたいんか?」

 

でもしんげんは黙ったまま。

 

 模範解答:辞めたくないです。オルドナに居たいです。これからは締め切りを守り試合の日程も覚えるようにします。

 

 この言葉が出てこないんよな。。

 

気持ちはそれなんでしょうけど、普段しゃべらないので言葉にしてどう伝えればいいのかわからず、頭の中がグルグルになっていたのだと思います。

 

 

 

ついに山口君は行動に出ました。

 

 

自分より大きいしんげんをトンっと倒して、しんげんの頭を持ち、膝で軽くおでこをコンっと蹴りました。しんげんはしげみに倒れメガネがふっとびました。

 

ようやくしんげんが「すみません」以外の言葉を発しました。

号泣しながら、「オルドナやめたくないです。みんなと練習したいです。」

 f:id:oldna:20190619164528p:plain

 

しゃべれるやん笑

やっとほんまの気持ち吐き出した笑

メガネふっとんで壊れたけど笑

 

山口君「これからもみんなと卓球していきたいなら、最低限のルールは守れ。締め切りと試合の日はメモに書け。そうしたら忘れへん。みんなお前のこと好きやし、こうやってみんなお前のこと考えてくれてる。これからは自分からちょっとでもいいから、みんなに話かけるように頑張れ。」

 

 ひとむかしまえの熱血スポ根ドラマ的な風景でした笑

 

 それからは、ちゃんとメモを持ち、忘れてはいけないことを書き込んでいます。少しづつですが会話も出来るようになりました。笑うようにもなりました。冗談を言うようにもなりました。目を合わすのがまだ出来ないみたいで話し始めると斜め方向を見上げながら話してるけど笑

 

就職先も、うちの山田さんが働いている介護の会社に紹介していただき、採用が決まりました。

以前、山口君と黒岩君の子供が練習場に来た時、子供にピン球を渡すしんげんのすがたがとても印象的でした。

膝をついて子供の目線になり、優しい表情で「はい」ってピン球を渡していたのです。常に無表情だったしんげんなのに、え!?そんな優しい表情出来るんや!と驚きました。

まだまだ自分から人に話しかけたり、自分の気持ちを伝えるのが苦手なので、仕事先でも困難なことがあるかもしれませんが、お年寄りに対しても、子供に対するような優しい表情で接することがしんげんにはできると思います。

 

職場での活躍、オルドナでの活躍(こっちは期待薄笑)期待しています。